ビューティコラム

美肌の鍵はターンオーバーに。肌自身が持つ美肌力を高めよう!



メコゾームコスメで大きなキーワードになっている、お肌の「ターンオーバー」。 ターンオーバーとは、端的に言うと細胞の生まれ変わり(新陳代謝)のこと。肌細胞は定期的に生まれ変わっています。紫外線などでダメージを受けた肌も、新しい細胞が生まれて古い細胞がするりと剥がれ落ちれば、つまりターンオーバーが正常に行われていれば、美しい肌がよみがえるのです。 しかしターンオーバーの周期は、加齢そのほか様々な要因によって遅れたり、乱れたりしてしまいます。ターンオーバーを整えて肌自身の再生力を高めるために、ぜひ正しい知識とケアの方法を身につけましょう。



 ターンオーバーの周期が遅れる、乱れる要因とは


真皮で新しい細胞が生まれて角質層まで押し上げられ、やがて剥がれ落ちるまでの期間のことを、ターンオーバーの「周期」といいます。 ターンオーバーの周期には個人差があると言われていますが、全ての方に共通するのは、加齢によって周期が遅くなるということです。目安として、20代前半頃のターンオーバー周期は約28日、30代では約40日、40代で55日、50代で75日と、年齢によってかなりの差が出てきます。日焼けやシミ、傷跡などが年齢を重ねるにつれて回復しにくくなるのは、ターンオーバー周期が遅くなってくることと深い関わりがあります。 加齢のほかにもターンオーバーが乱れる要因はいくつかあります。たとえば、睡眠不足。細胞の再生を担う成長ホルモンの分泌が少なくなって、ターンオーバーが遅れてしまいます。ホルモンバランスや自律神経の乱れも、新陳代謝、ひいては肌のターンオーバーにも影響を及ぼします。この点から、ストレスや冷えも大敵と言えるでしょう。 見逃してはいけないのが、ターンオーバーを過度に早めてしまう数々の要因。乾燥や紫外線などからダメージを受けると、肌細胞は自身を守ろう、回復させようとしてターンオーバーを早めてしまいます。頻繁なピーリングや刺激の強いスキンケア、過剰な洗顔も、ターンオーバーを必要以上に早めてしまうので、注意が必要です。




 「早ければ良い」は間違い


加齢によってターンオーバーが遅くなり肌が衰える=ターンオーバーを早めれば若々しい肌がよみがえるのでは?そう思われるかもしれませんが、早すぎるターンオーバーはトラブルのもと。 新しい細胞をどんどん生み出しても、あまりにも早すぎると未熟な細胞のまま角質層まで上がってきてしまいます。すると、角質細胞としてしっかり働くことができません。その結果、保湿力やバリア機能が十分でない、脆弱な角質ができあがり、様々な肌トラブルを引き起こすことになるのです。 未熟なまま角化した細胞はダメージに弱く、ちょっとした刺激やダメージですぐにゴワゴワになってしまいます。さらに、剥がれ落ちていく際に必要な酵素も不足しているため、肌表面に残り続けます。うまく剥がれ落ちない細胞が残っているところに、新しい細胞が生まれてどんどん表面に押し上げられてくると、生まれ変わりどころか分厚く劣悪な角質が形成され、新しく美しい肌細胞がいつまでも日の目を見ないという事態に陥るのです。




 ターンオーバーを整えるために重要なのは、トータルサポート

ターンオーバーを、正常で理想的な状態に整えたいのなら、ターンオーバー全体をトータルサポートするような働きかけが大切です。新しい細胞が生まれることと、古い細胞が剥がれ落ちること。双方のバランスが重要なのであって、どちらか一方だけを促進しても、美肌を手に入れることはできません。 角質がゴワゴワしている、肌のくすみやシミが気になる等の状態のときは、「とにかく早く古い角質を落とさなければ!」と焦ってしまうかもしれませんが、むやみにピーリング剤などで強引に剥ぎ落とすのはおすすめできません。ターンオーバー周期を無理やり変えるのではなく、あくまでも自然なターンオーバーのリズムを「取り戻す」ことに着目してアプローチすることで、あなたにとって理想的なターンオーバー周期に整えることができるはず。肌本来の再生力をよみがえらせることが、美肌にとって何より重要なことなのです。


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